偏頭痛に悩む方へ。飲み薬で予防も治療もできる新薬が出ました

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こんにちは。鹿野クリニック院長の鹿野です。

実は私自身、偏頭痛持ちです。

疲れた日や、気圧が下がる日に、頭の片側がズキズキと脈打つように痛み出す。市販薬は効きづらく、トリプタンは副作用が気になり、薬によっては眠気が強くて仕事中に差し支えてしまう。「これで大丈夫」と思える治療に、たどり着けずにいました。

外来でも、「どの薬も一長一短で…」と話される患者さんによく出会います。

偏頭痛の予防注射(エムガルティなど)は、効果の高い治療ですが、処方できる医師の要件があり、家庭医療専門医はその対象に含まれません。当院にも、別の専門外来に偏頭痛の予防注射だけ通っている方が何人かいらっしゃいます。

ナルティーク(リメゲパント)とはどんな薬か

そんな中、2025年12月、ナルティーク(リメゲパント)が発売されました。

発作時の治療と予防、両方に使える飲み薬です。血管収縮作用がなく、眠気も出にくいため、仕事中の頭痛に対しても役立ちます。すべての人に有効というわけではありませんが、予防目的では約2人に1人で月間の片頭痛日数が半分以下になったという報告があります。

費用は1錠が約3000円(!) 、3割負担で月1万3千円前後と、高額なお薬です。ただ、偏頭痛は発作のたびに1日が失われる、そんな感覚があります。頭が痛くて、楽しみにしていた予定をキャンセルする、大事な場面で力を出しきれない。私自身も経験をしてきましたが、そのようなことが月に何度も続く方にとって、一つの選択肢となると思っています。

選択肢が、広がった

注射が合う方、専門外来で診てもらいたい方、飲み薬で手軽に続けたい方——どれが正解ということはありません。ナルティークの登場で、その選択肢の一つが身近な場所にも置かれるようになりました。

気になる方は、受診の際にご相談ください。

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